メルセデスのある暮らし
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C 220 d 4MATIC All-Terrain(ISG*1搭載モデル)

通常は心地よい一体感と極上の乗り心地を実現しながら、雨の日や雪道、そしてオフロードでは絶大な安心感に包まれた驚くほどの走破性を発揮する。

新型C Class C 220 d 4MATIC All-Terrain 登場

小生にとって非日常のメルセデス。ゴテゴテのオンロードスタイルも好きだが、どちらかというと今時のSUV、マルチパーパス的なカテゴリーも嫌いじゃない。むしろ好きかもしれない…何せ性格からして雑なところもあって、それは大雑把というか多少のことは気にしない、気にしなくていいドライビングをしたいと思うところもある。
普段使いでもガソリンスタンドやコンビニとかに入る時の段差や路面の凹凸等を気にせず走らせたい!ガチガチに車高の低いハイパーマシン、ロードゴーイングモデルにあるような路面の状況を把握しなければならないナーバスな状況=ドライブの疲れにつながりそうで…。オーナー特権として、それはそれで全く別次元の楽しい走りも齎(もたら)せてくれるのだが…。

そんな全地形を走破しようとするニッチ(?)な需要に応えるように コロナ禍に紛れて、いつの間にか現れた新型Cクラス、オールテレイン。Eクラスでの設定に続く第2弾的な展開。Eクラスではデカすぎて持て余し気味。そもそもEクラスでオールテレイン?…そんな超高級クラスでカタログにあるような山に分け入ったりは非現実(~と感じる)。Cクラスサイズであれば国内で何とか有効活用できそうな車格(~とも感じられる)として許される。…か?

昨今のキャンプブームなど特にチョットしたオフロードの先にキャンプサイトがあって最低地上高が気になる…とかの場面ではアドバンテージとなるに違いない。

一番の関心処は、新型Cクラスの中で初のディーゼル+4輪駆動、4MATICということ。通常ならセダン、ステーションワゴンに採用、設定されてその後、新しいタイプ、グレードでオールテレインとして発表される流れなのでは?…とも思うが。今回のインプレッションで、そのからくり(~大袈裟!)が実感できた。
以前に新型Cクラス、セダンをレポートさせていただいた。…いやもぉそりゃぁ、いいクルマでした。その感動冷めやらぬうちの今回のオールテレインのレポート。スタイルがステーションワゴンで足回りが4WD、チョッと車高が高いだけ…セダンでレポートした内容をチョッと修正すれば終了!だったハズが…高を括った当初の目論見は見事に裏切られることとなった。

ここまでの違いを感じることができようとは…玄人風の小生でも
発売以来評価の高いディーゼルユニットと4輪駆動の組み合わせ…。
ベース車であろうステーションワゴンとの目立った大きな違いは4MATICと車高40mmのアップ。細かい仕様差があるものの、車両重量では約50kg、価格で約90万円の増となる。しかしながら、先発、後輪駆動設定の新型Cクラスのエンジンの特性、ブレーキ性能や慣れない挙動とは味付けが別物。多分4MATICシステムとして完成された技術、仕組みが更にシェイクアップされていると思われる。4MATICシステムと合いまった加速感やしっかりと踏ん張る安定したハンドリング、高速路をはじめブレーキは踏み始めからスピードのコントロールにも不安なく停車までしっかりとした落ち着いたフィーリング。
同じ新型Cクラスでも後輪駆動設定の車種とは味付けが全く違う。そう思わされたドライブとなった。

フラッグシップ、Sクラス同等 の先進性

かつてない多彩な才能を手にした、最もアクティブなCクラス。街中も快適に走れるボディサイズに、力強さと洗練が新たな次元で融合するデザインをまとう。滑らかで力強い加速と高度な環境性能を誇るISG搭載ディーゼルエンジン、4MATIC、ステーションワゴンに対し約40mm高められた最低地上高、2つのオフロード走行モードを装備。通常は心地よい一体感と極上の乗り心地を実現しながら、雨の日や雪道、そしてオフロードでは絶大な安心感に包まれた驚くほどの走破性を発揮する。

All-Terrain 専用エクステリアデザイン

最低地上高 +40mmの余裕と新型Cクラスで唯一の 4MATIC モデルとして雪国など 4 駆を必要とするお客様の選択肢の1グレードとしての思惑もあるようだ。更にはスイッチ操作でエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるDYNAMIC SELECTにOFFROAD とOFFROAD + というオールテレイン専用の2つ走行モードが追加されている。「OFFROAD」では、トランスミッションがオフロードモードに切り替わり、雪道や悪路での走破性を高める。「OFFROAD+」では、急な下り坂での安定した走行をサポートするだけでなく、上り坂の途中で動けなくなった場合にはリバースを選ぶと安全に下ることができる機能も備えている。

All-Terrain デザインの特徴

新型Cクラスのかつてない美しいデザインを取り入れたエクステリアに、より強調されたSUVルックな外観と、随所にあしらわれたクローム仕上げのアクセントが、オフロードモデルらしい力強さと高級感を見事に演出している。SUV ルックを強調するシングルルーバーのグリルデザイン。マットダークグレーのフロントウィング・ホイールアーチ・リアウォール。クロームをあしらったフロントのアンダーガード・リアのロードシルガード・サイドトリム。All-Terrain 専用の 18 インチ 5 スポークアルミホイール。ステーションワゴンより40mm 高い最低地上高。アイポイント、乗降のしやすさというSUVの特長を持たせながら、一般的な駐車場に入るボディサイズを実現している。
短いフロントオーバーハング、長いホイールベース、後方に置かれたキャビンがもたらす、伸びやかで躍動的なプロポーション。それを、キャラクターラインをできるだけ少なくした滑らかな平面と曲面で包むことで、見る人すべての心を動かす、かつてない美しさをまとっている。

インテリアデザイン

メルセデスだけが創造しうる快適性。大きなゆとりを感じさせる水平基調のインテリアの隅々に、上質な素材とモダンな造形をレイアウト。さらに、スイッチ類を極力減らしながら、使いやすい位置に大型メディアディスプレイを配置。気品あるデザインのステアリング、大面積のインテリアトリム、ダイナミックなエアアウトレットなどとともに、心までくつろげるメルセデスだけの快適性を実現する。

上質なディテール

次世代のラグジュアリーを象徴するモダンなディテール。メルセデス独自のデザインのシート調整スイッチは、シルバークロームで覆われ静電式となって上質な操作感も実現。さらにシートヒーターなどのスイッチも浮いているように見えるハイグロスブラックパネルと一体になったデザインとされていて、Cクラスが手にしたラグジュアリーを象徴するディテールが随所にあしらわれている。

ユーティリティ

用途に合わせて様々にアレンジできる広いラゲッジスペース。通常時でも490ℓ(VDA方式)の容量を確保。フラットなフロアと広い開口部で、積みおろしがしやすく使いやすいラゲッジルームを実現。後席には40:20:40の分割可倒方式を採用。長尺物を積載しての4人乗車など、様々なアレンジが快適に行える。後席バックレストをすべて倒せば、1,510ℓ(VDA方式)というゆとりあるスペースが出現する。

新型C-Class C 220 d 4MATIC All-Terrainは SUV人気の中、ステーションワゴンとのミッドなポジションで、走破性・利便性・快適性の融合を実現した正にクロスオーバーSUVモデルであった。

今回のサポートカー G 400 dと共に黒部ダムの玄関口「扇沢駅」にて

Mercedes-Benz C 220 d 4MATIC All-Terrain(ISG*1搭載モデル)

メーカー希望小売価格(税込):¥7,960,000‐(車両本体)
●ステアリング:右 ●トランスミッション:電子制御9速A/T ●エンジン:DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 ●総排気量:1,992cc ●最高出力:147kW(200PS) 
●燃料・タンク容量:軽油・66ℓ ●走行燃費 WLTCモード:17.9km/ℓ*2 ●全長:4,760mm ●全幅:1,840mm ●全高:1,495mm ○全走行:795km ○実燃費:17.8 km/ℓ 
※高速道路瞬間最高燃費:21.0 km/ℓ 撮影機材及び関係備品搭載2名乗車

*1:ISGとは Integrated Starter Generator インテグレーテッド・スターター・ジェネレーターの略で統合スタータージェネレーターの意。 
*2: 燃料消費率は定められた試験条件での値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なる。WLTCモードは市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。インテグレーテッド・スターター・ジェネレーターの略で統合スタータージェネレーターの意。


かつてない多彩な才能を手にした、最もアクティブなCクラス、オールテレイン登場!

C 220 d 4MATIC All-Terrain(ISG*搭載モデル)

SUV 譲りの車高とステーションワゴンの実用性を併せ持つクロスオーバーモデル
新型Cクラスのデザインを取り入れたエクステリアに、SUVの力強さを表現するシングルルーバーのラジエーターグリルをはじめ、前後バンパー下部のシルバークロームアンダーライドガードやブラックのホイールアーチカバーを取り入れることでSUVらしさを強調しています。また、専用の18インチ5スポークアルミホイールを採用しています。

Exterior design

SUVの特長を持つ高い地上高
ボディサイズを全高1,495mmとCクラスステーションワゴンに比べ+約40mmとすることで、高い地上高とアイポイント、乗降のしやすさというSUVの特長を持たせながら、一般的な駐車場に入るボディサイズを実現しました。

High ground clearance

クルマという概念を超えた、人との全く新しい関係を実現。
乗員の言葉、指先で操作でき、好みや行動を理解・学習しサポートする革新のインフォテインメントシステム、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)。使いやすい位置にレイアウトされた11.9インチメディアディスプレイを装備するとともに、ナビゲーションには、実際の路上の映像に案内を表示するAR機能*も搭載。
*C 220 d 4MATIC All-Terrain(ISG搭載モデル)に標準装備

MBUX

DYNAMIC SELECTに2つの専用モードを追加
スイッチ操作でエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるDYNAMIC SELECTにオールテレイン専用の2つのモードを追加。
「OFFROAD」では、トランスミッションがオフロードモードに切り替わり、雪道や悪路での走破性を高めます。「OFFROAD+」では、急な下り坂での安定した走行をサポートするだけでなく、上り坂の途中で動けなくなった場合にはリバースを選ぶと安全に下ることができる機能も備えています。

Dynamic select

生体認証システム
センターディスプレイの指紋センサーで指紋を認証することで、保存されているプロフィールデータが呼び出せます。日常使用時に個人情報を保護できるほか、ドライバー交代時には、好みの車両設定などが簡単にセットできます。

Biometric system

もしもの場合に、クルマを安全に停止させるアクティブエマージェンシーストップアシスト
一定時間以上両手がステアリングから離れているのをシステムが検知すると、警告音が鳴り、ドライバーが反応しない場合は、さらに警告音を鳴らしながら、緩やかに減速して完全に停止します。

Active Emergency Stop Assist

ワンタッチ操作で力が要らないEASY-PACK自動開閉テールゲート
運転席、エレクトロニックキー、テールゲートのスイッチで自動で開閉できます。
また、テールゲートの開口角度を設定できます。

Automatic opening and closing tailgate

Q.(ISG搭載モデル)の ̏ISG̋って何のこと?

A.エンジンスタートのモーターと発電機を一体化してエンジンとミッションの間に搭載されるディスク型のモーター・ジェネレーターのISGと画期的な48V電気システムとの組み合わせで、低回転から瞬時に立ち上がる強烈な発進性能を発揮し高効率なエネルギー回生を実現します。
更にアイドリングストップからの再発進時の瞬時のエンジン始動、ほとんど振動を感じることのないシフトアップ/ダウンなどによって、上質なフィーリングも実現します。
*ISGとはIntegrated Starter Generator 
インテグレーテッド・スターター・ジェネレーターの略で統合スタータージェネレーターの意。

この画像はガソリンエンジンです。

 

 

※ 写真の仕様・装備は、日本仕様と異なる場合があります。

詳しい情報は右記サイトでご確認ください。https://www.mercedes-benz.co.jp/