CLA 250 4MATIC
美意識に従え。新型CLAはここが変わった。
まずは驚いた!今回、用意して頂いたのはサンイエロー!その名の通り太陽の様にまぶしい黄色いボディカラー。…大胆!素敵! 乗り回すのにはちょっと度胸もいるか? 運転してれば気にならないとも思うがボンネットやドアミラーの黄色が視界に入り、黄色いメルセデスに乗っているという現実…実感する。
乗り込んでみるとカチッとしたヨーロッパ車らしい作り込みと同時に、やはり少し硬めではあるが、しっかり支えてくれるそうなドライバーズシート。走り出してまず感じるのが車体の軽さ!としっかりとした剛性感。女性ターゲットなのか? スルスル回るステアリングの軽さ、操作性の良さ。しかし、高速になるとしっかり感もあり、咄嗟の反応もクイック。…良くできている。 まあ何とも運転が楽しく、疲れることもなく、あっという間に目的地、軽井沢である。 道中のパーキングエリアではスタイリッシュな新型CLAということと黄色というボディーカラーで側道からパーキングエリア駐車場に停めるまで、熱い視線に自意識過剰気味ともなる。あこがれはあっても普段使いには…という反応なのか? しかし意に反し、年配の引退されたというご夫婦は興味深げにぐるりを見終わると丁寧な口調で車名やCLAの走りや特徴などをまるでモータショーの説明員にもなったかのような質問攻めにあった。
最近リリースされたニューモデルCLAを見て、触って、ドライブ…心行くまで体感できた。走行距離は623kmほど その魅力は先代の流麗でスタイリッシュなボディライン、デザインを踏襲しつつ、さらにシャープでかっこいい(普段、レポ-トでは使わないワードなのだが…)新たなイメージが伝わる、飛躍的なブラッシュアップが図られていた。 まあほんとカッチョ良い。先代の魅力、良いところを残しながら進化を遂げたCLAであった。
【ポジショニング編】
まずは、CLAの位置づけ。初代CLAのデビューは2013年。ニューモデルは2代目となる。メルセデスでは、A、B、Cなど、車名の頭に付くアルファベットが車格を表すことは周知のこと。近年では例外となるモデルも増えており、4ドアクーペの「CL」がその代表格で「CL」の後ろに付く「A」は、AクラスやBクラスが採用するFF用のプラットフォームを持つことを示すが、ディサイズ的にはミドルクラスのCクラスとほぼ同じである。
つまり、お馴染みの、Aクラスのセダン版ではなく、欧州では、このようなクラスレスな4ドアクーペモデルが、スタンダードなセダンの存在を脅かすほどの大ヒットを記録している。そのメインストリーマーがCLAである。 ニューモデルのラインナップは、ガソリン仕様が今回の4輪駆動のCLA250 4マチック。ディーゼル仕様が前輪駆動のCLA200d。現シリーズのモデル最高峰がMercedes-AMG CLA45S 4マチック。の3本立てである。
【エクステリア編】
CLA250 4マチックのボディサイズは、全長4688mm、全幅1830mm、全高1444mmで、全長と全高の数値は従来モデルとほとんど変わって以内が、全幅は50mm拡大され、ワイド・アンド・ローなクーペスタイルがより際立つようになった。ちなみに、現行型のC180セダンと比較するとは、寸法数値上では全長で△2ミリ、全幅は+20ミリ、全高は△1ミリと全幅はCLAのほうが大きくなっている。 新型のボディデザインにはプレスラインやエッジを少なくしてシンプルな面で構成するメルセデス・ベンツの最新のデザイン思想が採用され、先代とは印象がまったく異なり刷新されている。低く構えたボンネット、高いウエストライン、流れるようなルーフライン、どの角度から眺めてもエレガントなクーペを感じる。サッシュレスウィンドーが採用され、真横からの眺めは特にカッコ良く、そして美しい。また、よりスリムになったヘッドランプやスポーティなバンパーデザインでフロントグリルはさらに精悍さを増し、リアランプも天地が極端に薄いスポーツカーのデザインとなった。
【インテリア編】
インテリアは、本誌でも紹介した新型Aクラスのデザインが踏襲され、先代より上質感がレベルアップして、上級モデルと変わらないクオリティに進化している。液晶メーターとナビゲーションなどが映し出されるモニターを2枚横並びにレイアウトしたワイドスクリーン、メーターカウルの無い柔らかい面で構成されるダッシュボードのデザイン、タービン形状のエアアウトレットにはアンビエントライトも取り付けられている。そのイルミネーションの色合いは64色から簡単に選ぶことができ、これもなかなか良い室内演出となっている。 座席、ドアトリム、各スイッチ類などの仕上がりも従来より格段に引き上げられていて、ドライブのワクワク感をさらにアップさせてくれる。
【運転支援システム編】
もぅお馴染の「ハイ!メルセデス!」対話型インフォテインメントシステム、MBUXも搭載。MBUXの最大の特長は音声認識機能を備えていること。「ハイ、メルセデス」と話しかけると、音声でシステムが起動し、エアコンの温度設定やオーディオの選曲、カーナビの目的地入力などがスイッチを使わずに行うことができる。たとえば、「暑い」と言えばエアコンの温度を1度下げ、もっと下げたいときは「温度を20度にして」と言えば即座に対応してくれる。「ガソリンを入れたい」と言えば、現在地周辺のガソリンスタンドがカーナビに表示される。 運転支援装置の性能も格段に向上し、カメラとレーダーの進化により、基本的に500m前方の状況まで検知可能となった。最新のレーンチェンジングアシストやアクティブステアリングアシストなど、その装備は現行型のSクラスと同等となる。
【エンジン編】
エンジンは、CLA250 4マチックが224馬力を発揮するガソリンの2リッター直列4気筒ターボ。CLA200dが150馬力を発揮するディーゼル2リッター直列4気筒ターボである。別格のCLA45S 4MATIC+ガソリンの2リッター直列4気筒ターボで世界最強と言われる421馬力もラインナップされた。 エンジンは全て、街中から高速道路まで高級感のあるフィーリングを提供してくれる最新のユニットとなっている。 新型CLAの走りにおけるもうひとつのポイントは先代よりトレッドを広げたことによる快適性と高速安定性、そしてコーナリング性能の向上。先代と乗り比べると、ひとクラス上のクルマに乗っているほどの違いを感じる。
メルセデス・ベンツが満を持して投入した新型CLA。実車を前にすると、もっと詳しいことを知りたくなる。とても興味深いメルセデスである。 小生、1個だけ気になった点があり改善されれば、もしかすると車両の設定で変更できるやも?
…高速道での追従走行時、ウィンカーを出すと自動で車線変更するが車線変更後もウィンカーが倍くらい余計に点滅している。まるで煽っているかのように誤解されるそうで焦る場面もあった。
さて、もぉ宝くじの話はやめましょう!現実には3年乗り換えのベストプランでCLA250 4maticに月々54,340円で乗れるといううまい話もあるようで…世の中リースの時代なんですねぇ
詳細は、担当営業マンに相談してみてはいかがでしょ?
Mercedes-Benz CLA 250 4MATIC
主要諸元
●ステアリング:右 ●エンジン:DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付
●トランスミッション:電子制御7速A/T(7G-DCT) ●総排気量:1,991cc
●最高出力:224PS ●全長:4,695mm 全幅:1,830mm 全高:1,444mm
●車両重量:1,490kg 走行燃費 WLTCモード:12.8km/l 取材時燃費:9.8 km/l *全走行 623km 2名乗車、取材備品、器材搭載
□ラインナップ
CLA 200 d ¥4,720,000-
CLA 250 4MATIC ¥5,340,000-
Mercedes-AMG CLA 45 S 4MATIC ¥8,560,000–
Mercedes-Benz CLA 250 4MATIC
美意識に従え。
道行く人たちの視線を釘付けにする、官能的なプロポーション。鍛え抜かれたアスリートの肉体を思わせる、艶やかなディテール。 走りたい気持ちを心地よく昂らせる新世代のインテリア。そして、力強い走りと高度な環境性能を両立する新しいパワートレイン。 その4ドアクーペは、あなたの中の美意識を呼び覚ます。
あなたの中の美意識を呼び覚ますデザイン
時代を先取る、スポーティでダイナミックなフロント。流麗なデザインを創出する、ボンネットのパワードーム、フレームレスドアや流線形のルーフライン。見るものを魅了する、艶やかで存在感のあるリアエンド。すべてが相まって、CLA独自のスタイリッシュなプロポーションを演出します。
様々な機能があなたの声で操れるMBUX
「ハイ、メルセデス」とクルマに話しかけるだけで起動。
「少し暑い」「カフェに行きたい」「天気を教えて」など、普段の会話のように話しかけるだけで、エアコン設定や目的地検索などが簡単に行えます。
世界最高水準の安全性能
衝突までに残された0.01秒もムダにしない予防安全装備やステアリングに手を添えているだけで前走車への追従走行をする機能、渋滞後尾への衝突回避を図る渋滞時緊急ブレーキ機能など、様々な世界最高水準の安全性能を搭載しています。
大きな安心感と快適性に貢献するエアロダイナミクス
最適形状のドアミラー、エンジンコンパートメントからリアアクスルまでの大部分を覆うアンダーパネル、ホイールスポイラーなどの採用によって、クラス最高レベルのCd値0.23を実現。
優れた空力性能が燃費向上、高い高速安定性・静粛性に貢献します。
瞬時に溢れ出すパワーと高度な環境性能を両立する
2.0ℓ直列4気筒直噴ターボエンジン(エンジン型式:M260)
瞬時のレスポンスをもたらすツインスクロールターボチャージャー、電子制御ウェイストゲートを採用。ドライバーの意のままに溢れ出すパワーによって、街中から高速道路まで、俊敏で力強いドライビングが愉しめます。
個性豊かな走りが選べるダイナミックセレクト
選んだモードに応じて、エンジン、トランスミッション、ステアリングアシストなどのパラメーターが変化。標準設定の「Comfort」、燃費が向上する「ECO」、スポーティな「Sport」が選択可能。
さらに、「Individual」ではエンジン、トランスミッション、ステアリングアシストなどをドライバーの好みで自由に設定してオリジナルのモードがカスタマイズできます。
詳しい情報は右記サイトでご確認ください。The CLA