メルセデスのある暮らし
「プレシャスタイム・プラス」

最新の“メルセデス・ベンツCクラス”に、メルセデスAMG製の高性能モデル“AMG C 43 4MATIC”がラインナップされ街中でも見かけるようになった。「F1由来のテクノロジーでパフォーマンスを高めた」という走りの質を体感するチャンスが巡ってきたぁ～！AMGホットモデルA45譲りのパワーユニットを流用した形となるAMG C 43は車格の違いをどう処理しているのか等々、興味津々といったところの今回、きっと素人には計り知れない設えで驚かせてくれるのだろう…そんな期待をパンパンに膨らませながらステアリングを握ることとなった。

先代C 43 4MATICは、メルセデスAMGの裾野を広げシェア拡大に大きく貢献したモデルだった。エンジンはAMG製「One man – One Engine」（＊エンジンのカバーに担当した職人のネームプレートが添えられる。）ではなく、メルセデス製標準量産型。当初は「メルセデス・ベンツC 450 AMG 4MATIC」というモデルネームだった。車名変更を機にメルセデスAMGのラインナップになると、そのブランド性に加えて3リッターV型6気筒ツインターボエンジン（390ps）がもたらす有り余る動力性能と高い日常性能が両立、価格的にもAMG入門シリーズとして高い人気を獲得することにつながった。
フルモデルチェンジし、AMGブランドにとってますます重要な存在となっている新型C 43 4MATICの一番の注目点はエンジンである。新たに搭載されたのは2リッター直列4気筒ターボユニット！3リッターが2リッターに！V6が直4に！…AMGファンとして最初の情報では正直「エーッ！」となったものである。しかし、そこはAMG！単なるダウンサイジングではなく、量産車初採用の電動・排気ターボチャージャーを組み合わせたエンジンとなっている。電動式ターボチャージャーは厚さ約4cmのモーターが、排気側タービンホイールと吸気側コンプレッサーホイールの間に組み込まれ、ターボのシャフトを直接駆動する。回転速度は最大17万5000rpm！。フロントフェンダー部には、電動式ターボチャージャー搭載の証「ELECTRIFIED TURBO」エンブレムが渋く輝く。

排気量は約33％絞ったが馬力は約4.6％向上し、俗に言う排気量1リッターあたりは130馬力から204馬力！へと約56.9％も出力がアップしている。…30年ほど前「リッター100馬力」という主にNAエンジン（ターボ無しエンジン）の高性能の指標として用いられた言葉。そんなパワーユニットは引き締まったボディ剛性と4輪駆動や4輪操舵等のシステム全部載せの組み合わせで向かうとこ敵無しの状態。そこにメルセデス走りの基本中の基本の強力でコントローラブルなブレーキシステムやクイックなステアリング…。これ以上はないシステムてんこ盛りとなっている。

AMG専用の縦桟が特徴的なパナメリカーナグリルや大きな開口部を持つバンパー、サイドステップ、下面がディフューザー形状とされたリアバンパー、4本出しマフラー風のスポーティなマフラーエンド。いわゆる定番の仕立てとされたエクステリアでは、19インチのタイヤ＆ホイールもマニア心をそそる仕様となっている。　

車室内、目の前のデザインは、見慣れたＣクラス標準の水平基調のインストルメントパネルとタービン型のエアコン吹き出し口が特徴。中央には大型の液晶ディスプレイが配置される。落ち着いたインテリアは、ブラック。フラットボトム（大文字Dを左に90度回転させた形状）のステアリングホイールはナッパレザー仕立てで手に馴染む。太さも好み。センター右下に走行モードのセレクトスイッチがレイアウトされている。アナログ的なスィッチ類は淘汰され基本のデジタルキーが最先端として採用が進んでいる。…好みはあるものの時代に取り残されないよう必死でしがみついている自分がいる。

運転席ドアを開けるとAMGのロゴが上品に地面に浮かび上がる。クール！又、イルミネーションドアシルトリムを採用し、ドライバーウェルカム等の各装備。流石 AMGも演出がカッコいい！しばらく見惚れてしまう。さあこれから！という高揚感も満たされる。
ホールドの良さそうな新しい形状のバケットシート風のシートに腰を落とす。瞬間、座面が低くないか？視線が低くも感じる。標準のCクラスとサイズ感は同じだと思うが気のせいか視界も広く感じる。座面もよく言うドイツ車のしっかりした硬さが伝わってくる。まさにスポーツカーに乗り込んだかのような感覚。そういう味付けのクルマに仕立て上げられていることを感じさせられる。

いよいよエンジンのスタートボタンを押す。この瞬間もたまらない…。AMGらしい「バッ、バゥオ～ン」という咆哮にチョッとビクッとした。立ち上がりの荒々しいエンジン音はしばらくして安定したアイドリング状態になった。空ぶかしするとAMGらしいサウンドを奏でる。…やはり4気筒は粗削りでレーシーな雰囲気を感じさせる。Dレンジにシフトしアクセルを踏み込むといとも簡単に滑らかに走りに出した。トルクコンバーター（流体）ではない電子制御多板クラッチを用いた「AMGスピードシフト9G MCT」を組み合わせたことも、この加速感の切れ味の良さにつながっている。走行時の風切り音やその他雑な騒音はなく、遮音性良く、心地いい。室内は誇らしいAMGのエンジン、エキゾーストノートに包まれる。

高速道路ではスポーツカーのように速いだけではなく、4MATIC＆リア・アクスルステアリング機能ならではの高速スタビリティー性能が極めて高く、安定感のある走行を体感。安心にもつながる。多分どんなドライバーが運転しても快適なドライブが楽しめるのは間違いない。その上、ステーションワゴンという容量490～1,510リッターの広大なラゲージスペースはゴルフやアウトドア等で活躍する。まさにオールマイティーな一台。　…データ上、低めな最低地上高（130mm）にはチョッと気を使った。

走りに関するストレスは何も感じない。山坂道のタイトなコーナーにつながる直線での加速感、回頭性もよく、切り込んでいく感じやコーナーの立ち上がりも踏み込んだだけ加速するアクセルレスポンスもタイムラグを感じない電動ターボチャージャーの吹き上がりによりリアルで、次のコーナーへも気兼ねなくスムーズに奥まで進入できるブレーキの効きもコントローラブルで全く不安がない。
高速での安定性も十分吟味されたサスペンションや特筆ものの4輪操舵で後輪が横滑りする感じは皆無。正にオンザレール感覚となる　…どの瞬間もワクワクは止まらない
今回、例えば…大滝口から御嶽山ビジターセンターまでの御岳スカイライン。九十九折りの続く約20kmの道のりもすべての操作が楽しく、標高2,180mまで一気に走り抜ける…が「もっと走りたい」と思ってしまうほど。急に現れる対向車との離合もC43のシステムに助けられている感じ。この上ないクルマとの一体感が味わえた。
それなりの重量感は感じるものの鼻先が軽い感じ。ライトウエイトスポーツと言いたくなるほどの走りの軽さはコーナーで特に感じる。コーナーをトレースするイメージは操作以上にオンザレールとなる。「メルセデスAMG C 43 4MATIC」の0-100km/h加速タイムは、ステーションワゴンで4.7秒と公表される。停止状態からの最適な加速を実現する、一度やったら病みつきになる“レーススタート”機能も備わる。　

総じてドライバーの操作に従順ではあるが「…ドライバーの腕じゃないぞ！」と言わんばかりの違和感を感じさせる瞬間もある。408馬力の走りを楽しむための全部載せマシンは本気のスポーツワゴン。「なんちゃってAMG」とは言わせない！Cクラスのエレガントで重厚なミドルサルーンを、電子制御されるシステム全てでライトなスポーツに変貌させ、C 63等とはまた違ったフィールドでの遊撃手、ミッドフィルダー的なモデルに設えられていた。

ハイパワーではあるが燃費もそこそこ…400馬力もあれば普通（？）、一昔前なら4-5km/ℓが当然！と思えば、今回の800km程の道のりで　9.3km/ℓは立派な数値、あれだけの山坂道をほぼ全開近くで愉しめた！のにである。更にStationwagonとしての積載性能もしっかり有するワゴンモデルである。まだコロナの影響の残る状況。半導体不足等もありStationwagonには必須装備とも思えるトランク開閉が手軽にできるフットトランクオープナーは残念ながら装備されていなかった。

なぜかAMGはV6、V8、高出力じゃなきゃ…　そんな妙な拘りは実際にアクセルを踏み込んだら、消し飛ばされてしまった。やはりこのエンジンの存在する意味は、“常用域の快感”であった。率直に言って、走りは想像以上。感動さえ覚える仕上がりとなっている。まさに今の時代の寵児（ちょうじ）というべき一台！と言いたい。

いつもながらAMGのレポートはフラストレーションの解消にはならない。
…解消するにはオーナーになるしかないという結論に達する。
是非、見て、触って、お乗りいただきたい一台。　今のAMGを体感できる一台です。

Mercedes-AMG C 43 4MATIC Stationwagon（BSG搭載モデル）　装備＆テクノロジー

無駄を削ぎ落とすことで生まれた美しい面が創造する、次世代のスポーティネスをまとうエクステリア。インテリアは、デジタルテクノロジーを大胆に取り入れながら、極上の居心地も体感いただける空間に生まれ変わりました。さらに、すべてのパワートレインを電動化。モーターによる高効率なエネルギー回生やブースト機能が、高度な環境性能とどこまでも気持ちいい意のままの走りを実現します。

2.0ℓ直列4気筒エンジン＋BSG*
パワートレインには、モータースポーツからのフィードバックによって開発された、排気用タービンと吸気用コンプレッサーの間に薄型のモーターを搭載した、エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーを搭載。排気を動力とするターボチャージャーの宿命的な課題であるターボラグが発生する領域において、電動でタービンの回転をサポートし、非常に優れたレスポンスを実現。また、低回転から瞬時に反応するダイナミックな加速を実現し、電動ブーストをもたらすBSGも採用。エンジン回転の全域で、ドライバーの繊細なアクセル操作にもリニアに反応する、思うがままの加速感が、駆る者の魂をふるわせます。
* BSG＝Belt-driven Starter Generatorの略称。

リア・アクスルステアリング
約100km/h以下での走行時は、前輪と逆方向に後輪が切れ、駐車時の取り回しやすさを向上させるとともに、ワインディングロードなどでの思いのままの俊敏性なハンドリングをもたらします。約100km/h以上での走行時は、前輪と同じ方向に後輪が切れ、安定感の高い高速走行を可能にします。
〈Mercedes-AMG C 43 4MATIC Stationwagon（BSG搭載モデル）に標準装備〉

AMG RIDE CONTROLサスペンション
専用開発のステアリングナックルなどによって、剛性感の高い正確なハンドリングを実現。さらに、四輪それぞれで最適な減衰力を発揮する電子制御ダンパーを採用。Mercedes-AMGならではの、ドライバーの意志のままの俊敏なハンドリングと長距離移動でも疲れにくい上質な乗り心地が堪能できます。
〈Mercedes-AMG C 43 4MATIC Stationwagon（BSG搭載モデル）に標準装備〉

AMGリアルパフォーマンスサウンド
電子制御エグゾーストフラップを採用。さらにエグゾーストシステム内のサウンドをピックアップして室内のスピーカーから再生。
選択したAMG DYNAMIC SELECTのモードと走行状況に応じて、心地よい落ち着いたサウンドやエモーショナルなサウンドを、より鮮明に響かせます。
〈Mercedes-AMG C 43 4MATIC Stationwagon（BSG搭載モデル）に標準装備〉
※ 写真の仕様・装備は、日本仕様と異なる場合があります。

AMGドライブコントロールスイッチ
左の2つのボタンにはサスペンションセッティング切替などのAMGメニューを自由に割り当てることが可能。
右にはAMG DYNAMIC SELECT（AMGダイナミックセレクト）のモードが選択できるロータリースイッチをレイアウトしました。
〈Mercedes-AMG C 43 4MATIC Stationwagon（BSG搭載モデル）に標準装備〉

AMG DYNAMIC SELECT（AMGダイナミックセレクト）
滑りやすい路面のための「Slippery」、快適性と燃費重視の「Comfort」、スポーティな「Sport」「Sport +」、様々なパラメーターを個別に設定できる「Individual」が選べます。

AMGスピードシフトMCT
従来、63モデルのみに搭載されていたAMGスピードシフトMCTをC43に初採用。
トルクコンバータに代わり湿式多板クラッチを採用、設計は軽量かつ低慣性でレスポンスを改善することにより、ドライバーのアクセル操作に瞬時に反応するマニュアルトランスミッションのようなダイレクト感が得られます。
また、RACE START機能により0-100km/hの強力な加速を体感できます。
〈〈Mercedes-AMG C 43 4MATIC Stationwagon（BSG搭載モデル）に標準装備〉

詳しい情報は右記サイトでご確認ください。https://www.mercedes-benz.co.jp/

※ 写真の仕様・装備は、日本仕様と異なる場合があります。

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Accessories　おすすめパッケージ360(右ハンドル）

商品番号：M2068502022M1

ドライブレコーダー360［フロント+サラウンドカメラ］
サラウンドカメラ（360°カメラ）を新採用。全方位録画で危険な幅寄せや駐車中のトラブルなどの対策も可能に。
<特長1> サラウンドカメラ（360°カメラ）搭載により、前方・車内・後方と様々な角度からの映像記録が可能。
<特長2> 駐車モード（衝撃検知＆モーション検知）であらゆる瞬間を逃さず記録する、高い基準の映像クオリティ。
<特長3> スマートフォンアプリから録画済みファイルとライブ映像をワイヤレスで確認可能。
<特長4> モニター上のタッチパネルの採用により操作性が向上。
メーカー希望小売価格（税込）：￥61,600

ドライブレコーダー360［リア］
ドライブレコーダー360［フロント＋サラウンドカメラ］
と組み合わせ（必須）、後方の映像を記録します。
インテリアに調和するコンパクトかつスタイリッシュなデザインで、後方視界の邪魔にもなりません。
※リヤカメラは単体では使用できません。
メーカー希望小売価格（税込）：￥9,900

フロアマットプレミアム（ブラック）
上質な仕立てと、高級感ただよう長い毛足。室内を快適に保つ消臭機能を備えています。

※フロント左右、リア左右、リアセンターの5点セット。
※左/右ハンドル 各種適応。
メーカー希望小売価格（税込）：￥77,000

タッチスクリーン保護フィルム
有機ELメディアディスプレイを搭載したため、指紋や汚れの付着とキズ防止を兼ねた専用保護フィルムをご用意しました。

縦251mm × 横237mm
有機ELメディアディスプレイ用 1枚
※スクリーン拭きクロスが付属します。
※マット仕様。
※写真の取付車両は実際と異なる場合があります。写真はイメージです。
メーカー希望小売価格（税込）：¥5,500

メディアインターフェース　アダプタケーブル
USBタイプC型と、汎用性が高いUSBタイプA型とを接続するアダプタケーブルをご用意しました。

全長：約20cm
USBタイプC(オス)↔USBタイプA(メス)
メーカー希望小売価格（税込）：￥2,530

参考取付時間：セダン 1.5h , ワゴン 2.5h
※右ハンドル適応。　※ドライブレコーダー360［フロント+サラウンドカメラ］には、microSDカード64GB（1枚）、テープ、ケーブルが含まれます。　※メーカー希望小売価格には、取付費用は含まれていません。別途取付費用がかかります。
※仕様、メーカー希望小売価格等は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。　※取り付けは、車種・グレード・年式によって異なります。詳しくはメルセデス・ベンツ正規販売店までお問い合わせください。
※写真の取付車両は実際と異なる場合があります。　※写真はイメージです。　※在庫が無くなり次第、販売終了とさせていただきます。

 

 

※各車両への適用、詳細につきましては、メルセデス・ベンツ中野/ 西新宿/ 石神井/ 武蔵野/ 西東京までお問い合わせください。 ※仕様、希望小売価格等は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。

詳しい情報は右記サイトでご確認ください。https://www.mercedes-benz.co.jp/