メルセデスのある暮らし
「プレシャスタイム・プラス」

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PICK UP COLUMN

The A-ClassA180

想像以上にフルモデルチェンジした新型Aクラス

“MBUX” (*Mercedes-Benz User Experience の略であり、メルセデス・ベンツの乗車体験を意味する。)はじめ安全走行装置等色々な装備面が前面に話題となってはいるが、キャッチフレーズの“走る、曲がる、止まる。そして話す。”をどう納得させてくれたのか?安全性もSクラスと同等となった新型Aクラス。さぁて、どんな体験ができたのか~。

最新のデザイン言語、メルセデス・ベンツのデザイン哲学“Sensual purity”を最新の解釈で具現化された革新的デザインを採用した新型CLSに続く第2弾としての登場。面の抑揚で表現された無駄のない官能的かつ純粋なプロポーションに一目見た瞬間からワクワクは止まらない。

メインの試乗車はAクラスStyle(ジュピターレッド)をベースとしたメーカーオプション全部載せ仕様。AMGラインをはじめレーダーセーフティ、アドバンスド、ナビゲーション、ETC、パノラミックスライディングルーフ等々。あと本革シートまで…。
今回サポートカーに同じくベース車のStyle(ポーラーホワイト)を用意し、いろんな比較も出来た。
AクラスStyle(ジュピターレッド)の見た目はAMGラインのフロントスポイラーやサイド&リヤスカート、リヤエキゾーストデザインの処理等やホイールもAMGデザインのスポークホィール18インチとなることで全体の印象は別物にも感じる。
足回りのタイヤプロフィールの違いは、そのまま走りの性格となる。タイヤ幅は約+20mm、タイヤの厚みは偏平60→45で約△20mmとなり、赤はゴツゴツした乗り味だが高速は更に安定しスポーティでキビキビした走りでゴー・ストップもカチッと決まる。
一方、白は乗り心地重視で全般にコンフォートなドライブが楽しめる。普段使いにはもってこいの味付けとなっている。
ボディ全体が一回り大きく、ホィールベース+30mm、フロア長+110mm、フロア幅+225mm等、各々が延長されたことにより乗り心地の向上、セカンドシートの足元も広々、快適性の向上。更にラゲージルームも30ℓ程度拡大されている。
デザイン的には先代のボーイズレーサー、小股の切れ上がったハッチバックぽさがなくなり、落ち着いたエレガントな仕上がり。より安定したコンフォートなフォルムとなった。

全体的に軽い車体にややピーキーな高出力エンジンとなっていてアクセル入力に対する反応はシビアでコントロールには多少の慣れが必要な場面もある。ターボチャージャーはあたりまえのようについているが1,4ℓ(1,331cc)とは思えない走りを提供してくれる。他の上位クラス、こと大型タイプのクラスになるとトルクで走らせる。エンジンが低回転でも力が出るような大排気量、大出力のエンジンとは全く性格が違い、昨今のECO、ダウンサイジングに沿った設計でもあり、排気量は少なくなっても以前モデルより最高出力は向上している。当然、パワーが必要な場面ではエンジンはさらに高回転で頑張ってくれる。

余談…。最近のF1マシンは、V型6気筒シングルターボチャージャー付ではあるものの排気量は1,600ccで700馬力!電気モーター(160ps以下)を加え900ps程度の出力を絞り出す。車体は733kg以上というところが規定となっている。

「ハイ!メルセデス」「メルセデス!」…どんな言葉、口調、言い方、方言等々、試すのも楽しい。時々無視されたり、問いかけを諦めたり それも楽しい瞬間になる。「おはよう!」というと「こんにちは!」と返す、あまのじゃくなのか?そういうプログラムなのか…? 多分、時間を見ているのだろう…勝手に思ってみたりもする。
運転操作に関わるポイントは出来ること出来ないことがあるようだが、当然、操作マニュアル…システムに組まれセンタースクリーンですぐさま呼び出せる。…を見ればそのメニューの殆どは解説され理解できる。が、まず色々試してみるのがおもしろい。
特にナビゲーションでは、安全上の意味等からも指先での通常操作は走行中できないなどの制限があるが、音声ではスムーズな設定ができ、道案内を開始してくれる。安心、落ち着いてドライブに集中できるのがうれしい。
センタースクリーン(ナビ画面等)はタッチスクリーンになっていて指先でセレクト、スワイプ、拡大、縮小などの操作ができ、更にセンターコンソール上のタッチパッドでも同様にインフォテイメントのすべての機能を操れる。
運転に集中している時でも、その場面に合ったBGMに切り替える等、とても便利な機能に感心しきりであった。最近、クルマのオーディオはカセットテープは勿論、CDデッキさえも設定がなくなり、もっぱらBluetoothやUSB接続での周辺機器を利用する時代に対応するようになっている。特に、新型Aクラスの各種端末とのアクセスはUSB“Type-C”が採用され 前席3ヶ所 後席2ヶ所 計5ヶ所 定員分のソケットが用意されている。iPhoneのライト二ング端子同様に上下、裏表を気にせずに使える 挿せるのはありがたいが、まだ普及途上で変換アダプターを用意しなければならない場合が多い。
いまどきのワイヤレスチャージングにも対応し、Qi規格対応のスマホならセンターコンソールの前方の小物入れに放り込むとワイヤレスで充電される。

“MBUX”という音声認識システムは一つの優れた便利な機能としてオーナーに与えられる唯一無二の特権であり、新型Aクラスを新しい相棒として、格段にドライブが愉しくなることは間違いない。

帰路は、東京湾フェリーで金谷から久里浜へ、珍しく(?)強風で白波が立ちうねりのある浦賀水道を 時にUSNAVYタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦等とすれ違いながら、無事に渡り、三浦半島を久里浜、横須賀~横浜中華街へとポイントを廻りレポートを終えた。
ドライブルート検討の参考まで、東京湾アクアラインのETC利用時の普通車料金は800円。値上がりは常にうわさされているようだが、国か千葉県が負担するのを前提に800円が継続されるようだ。現金で支払う場合の普通車料金は3,000円!。東京湾フェリー運賃は、Aクラス(全長5m未満)でドライバー 一人含め¥4,710-。
新型Aクラスでの感動ドライブ、温泉宿、海の幸、生ビール、40分間の船旅…まちがいようのない至福のプレシャスタイムとなった。

東京湾フェリー株式会社 金谷:TEL0439-69-2111 久里浜:TEL046-835-8855
http://www.tokyowanferry.com

Mercedes-Benz A 180 Style

●DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付 ●最高出力:136ps/5,500rpm
●最大トルク:20.4㎏f・m /1,460~4,000rpm(ECC) ●電子制御7速A/T(7G-DCT) 
●全長×全幅×全高:4,420 mm×1,800mm×1,420mm ●ホイールベース:2,730mm 
○メーカー希望小売価格:¥3,690,000- 

全走行:582km 燃費:16.8km/ℓ(満タン法)*撮影取材用機材及び関係備品搭載+2名乗車
参考)カタログ燃費:WLTC 15.0km/ℓ(L:10.1 km/ℓ、M:15.6 km/ℓ、H:18.5 km/ℓ)
*WLTC:平均(L:市街地、M:郊外、H:高速道路)

その他ラインナップ
Mercedes-Benz A180
●DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付 ●最高出力:136ps/5,500rpm
●最大トルク:20.4㎏f・m /1,460~4,000rpm(ECC) ●電子制御7速A/T(7G-DCT) 
●全長×全幅×全高:4,420 mm×1,800mm×1,420mm ●ホイールベース:2,730mm  ○メーカー希望小売価格:¥3,280,000-


新しい時代に、新しい相棒。

クルマがあなたを理解して、様々なことをサポートしてくれるMBUXというまったく新しいユーザー体験。メルセデスの最高峰、Sクラスと同等の世界最高水準の安全性能が、大きな安心感であなたを守るインテリジェントドライブ。
新しい生き方を体現する革新のデザイン。そして、さらなる心地よさとともに心躍らせる、俊敏でパワフルな次世代の走り。新型Aクラス。それは、新しい時代の、新しい相棒。


MBUX

普通に会話するだけで簡単に使いこなせる自然対話式音声認識機能
Hi, Mercedes(ハイ、メルセデス)」とクルマに話しかけるだけで起動。
「ちょっと寒い」「カフェに行きたい」など、普段の会話のように話しかけるだけで、車両設定やインフォテインメント機能が簡単に操作できます。

直感的に操作できるタッチインターフェース
センターディスプレイのタッチスクリーンとセンターコンソールのタッチパッドでは、指先でセレクト、スワイプ、拡大などが可能。

Mercedes me connect

メルセデスから始まる、デジタル・カーライフ。
クルマがインターネットと出会うことで、便利や安心がさらに広がる、メルセデス・ミー・コネクト。あなたとメルセデスが、いつもつながり続けることで、今までにないデジタル・カーライフが生まれます。

※Mercedes me connectのご利用には、Mercedes meウェブサイトでの ユーザー登録が必要です。
■24時間緊急通報サービス ■24時間故障通報サービス ■リモートパーキングアシスト
■リモートドアロック&アンロック ■Send 2 Car■駐車位置検索 ■リモート車両(ステータス)確認 他 ■メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービス

Intelligent Drive

かつてないレベルで近づいた、自動運転&アクシデントフリーという未来。
路上で実際に起きていることを開発にフィードバックするために行っている事故調査など、80年近くにわたってメルセデスが追求し続けてきたセーフティ。
それらの集大成ともいえる究極のゴールが、自動運転とアクシデントフリーです。その実現のために、安全性、快適性、ストレス軽減を高度な次元で統合するのが、インテリジェントドライブ。新型Gクラスは、最先端テクノロジーを惜しみなく注ぎ込むことで、究極の未来に近づく、大きな飛躍を果たしました。

〈インテリジェントドライブ〉詳しくはこちら、http://www.intelligent-drive.jp ※全車にパッケージオプション設定

Technology

思いのままのパワフルなドライビングが愉しめる 新開発1.4ℓ直列4気筒直噴ターボエンジン
アルミニウム製シリンダーブロックや革新的にコンパクトなデルタシリンダーヘッドなどによって、大幅に軽量化・小型化しながら、出力を向上。NANOSLIDE®シリンダーコーティングなどによる徹底したフリクションの低減や、電子制御ウェイストゲートを採用したターボチャージャーによる低中負荷域からの素早いレスポンスも実現しました。さらに、吸気管のエアレゾネーターやダンパーなどによって高い静粛性も獲得。
滑らかに立ち上がるパワーで、ドライビングがお愉しみいただけます。

Design & Quality

次世代の洗練とスポーティネスを表現するダッシュボードデザイン
水平基調の立体的な造形の中に、シンプルで美しいディスプレイとジェットエンジンのタービンをイメージしたエアアウトレットをレイアウト。隅々にまであしらわれた上質な素材とともに、次世代の洗練されたスポーティな空間を創造します。

すべてが手元で操作できる新世代マルチファンクションステアリング
手に馴染むグリップ形状のステアリングの左右に、インフォテインメントのすべての機能が操れるスイッチを集約。左右のタッチコントロールボタンでは、コックピットディスプレイとワイドディスプレイに表示されるメニューの操作が可能。さらにアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック*の設定なども手元で行えます。

※全車にパッケージオプション設定

MIYAZONO LOGO