メルセデスのある暮らし
「プレシャスタイム・プラス」

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PICK UP COLUMN

Mercedes-Benz E200 Cabriolet Sports

心地よく五感を解き放つ、洗練を極めたスポーティな空間。

新世代Eクラス。独特で個性的なデザイン、質感に感動再び。しばらく傍らでフォルムを堪能する。新型Eクラスセダンやワゴンと共有のプラットホームを有する今回のクーペ、カブリオレは、前世代のそれと比べると一回り以上も大きく感じ、室内サイズにも余裕がある。迫力のフォルムを有し、神々しくも感じる。ボンネットのパワードームもいいアクセントとなっている。

カブリオレに乗る機会が持てた幸せ者は、最近、便利なキーレスエントリーにも慣れてきた。2ドアクーペ同様の大きなドアはドアハンドルに手をかけるとロックが解除され、瞬間、心地よい音と共にほんの少しサイドウィンドウが下がり、乾いた空気のドライバーズシートへと誘ってくれる。ゆったりとした豪華なソファに着座する。Eクラス然とした空間のゆったりした贅沢さ、
インテリア全体に見つめられている感覚が何とも不思議で気持ちいい。
ステアリング左側にあるチョっと慣れないスタートスイッチを押す。ACCが起動し、大きなデジタルパネルにアナログタイプの計器が表示される。と、オートマティックベルトフィーダーが「どうぞ!」とばかりにシートベルトのアンカーを右肩の程よい位置に差し出してくれる。2ドアハードトップにありがちな、左腕を首前から躰をよじってシートベルトを取りにいかなくていい!…腰痛持ちの小生には素晴らしく優しいシステムだ。
更にスタートスイッチを押すと軽やかで、静かなアイドリングを感じる。
最近のダウンサイジングされたエンジンは、排気量を抑え、低燃費でクリーンなエンジンでも今まで同等、それ以上の出力を備えている。(2ℓで184馬力!)高圧縮の高回転で最高出力を絞り出す。圧縮比の引き上げでノッキング等によるノイズも大きくなりがちだが、さすがメルセデス!室内はカブリオレでさえ、静粛という言葉が当てはまる。
今にも泣き出しそうな雲行きが気にはなるが、どこかのタイミングで、五感を解き放つカブリオレが満喫できることにワクワクしながらスタートする。ピーカンの日差しより、曇り空の自然な日傘がうれしい。街中を颯爽と走り抜けるカブリオレ。クルマ好きでなくても一度は興味を持つのがオープンモデルだと思う。
メルセデス・ベンツの“カブリオレ”に共通して言えることは、想像以上の剛性と静粛性。まるでからくり人形の仕掛けを思わせるアコースティックソフトトップの巧みな開閉システム。高速道を移動時間として流してもカブリオレであることを微塵も感じさせず、フツーにEクラスセダンでドライブを楽しんでいるよう。咄嗟のハンドリングにも思った通り、それ以上に運転がうまくなったかのような錯覚さえ覚える剛性の高さ。

約50km/hの走行中でも、約20秒でソフトトップを開閉できます。

ソフトトップをオープンにしても左右の窓は閉めての走行がベーシックで、少し風を巻き込むが心地いい。外気を感じながら優雅にドライブを楽しめる。
高速走行はセンターコンソールのスイッチ操作でフロントウインドウ上部のディフレクターと、後席後方の電動ドラフトストップでキャビンへの風の巻き込みは低減され、後席も快適性が確保される。ソフトトップは開けたい時が開け時。走行中でも50Km以下の速度で、オープン、クローズは思いのまま。開閉の20秒も楽しい瞬間…。折り畳み傘を忍ばせている時の安心感と同じ。
目的の宿に着いてもまったく疲れがなく、走り足りないと思うほど楽ちんなドライブが愉しめた。
秀逸なソフトトップの唯一の弱点(?)は、取材の最後の最後に現れた。
それは…雨音。想像以上の大きさ。普通に雨傘をさしているときとそう変わりない。何なら密閉空間でもあるので尚更激しくも感じる。とはいえ、この時期の通り雨的なものであれば キャンプ中にタープやテントに降る雨と同様、それも一つの趣であり、楽しくも感じる。
帰路はほとんどをインテリジェントドライブに委ね、楽ちんなドライブを楽しませてもらった。自動再発進機能も付いたアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックにスピードと車間距離をキープさせ、アクティブステアリングアシストには車線のカーブに合わせた転舵を任せ、後はステアリングに軽く手を添えるだけ。慣れるまでは、チョッと勇気がいるが…。
都会の喧騒から遠く逃れ、木漏れ日を浴びながらの森林浴。潮の香り、磯の香りを愉しみながら海岸線を疾走する。また、まわりの慌ただしい交通の流れの中でもジェントルな走りが似合う。ゆったりと走りたくなるカブリオレであった。

E 200 CABRIOLET Sports (ヒヤシンスレッド)

●DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付1,991cc ●最高出力:184ps/5,500
●最大トルク:30.6kg-m/1,200~4,000rpm ●電子制御9速A/T
●全長4,855 mm×全幅1,860 mm×全高1,430mm ●ホィールベース:2,875mm
●車両重量:1,840kg
□車両本体価格:¥8,040,000-
○全走行:約480km ○実燃費:10.2 km/ℓ(カタログ値12.5km/ℓ)
※撮影機材及び撮影備品等+2名乗車


ラインナップ
□E 200 Cabriolet:7,350,000円 
□E 400 4MATIC Cabriolet Sports:11,130,000円
※価格はメーカー希望小売価格(税込み)  

The E-Class Cabriolet

艶やかなダイナミズムに息をのむ、美しいオープンボディ。

Open drive

オープンドライブをスタイリッシュに愉しむための先進装備

風の巻き込みを抑えた快適なキャビン環境に加え、前席には乗員の首まわりを暖めるエアスカーフを採用しました。これは、ヘッドレストに内蔵した小型セラミックヒーターによって暖めた空気を、ヘッドレストに設けたエアアウトレットから吹き出して乗員の首まわりを暖める機構。さらに、3段階で温かさを切り替えることが可能。季節を選ぶことなく快適なオープンエアドライブが愉しめます。
〈E 400 4MATIC カブリオレ スポーツに標準装備。 E 200 カブリオレ、E 200 カブリオレ スポーツにパッケージオプション設定〉

Intelligent drive

インテリジェントドライブすべては「事故なき運転」のために。

アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)は、高速走行から渋滞時まで、前走車との最適な距離をキープします。さらにアクティブステアリングアシストは、車線のカーブと前走車を、車線が不明瞭な道ではガードレールなどを認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシストします。
※アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)&アクティブステアリングアシストで、自動運転はできません。両手がステアリングから一定時間以上離れていると警告音が鳴り、ドライバーが反応せず、さらに警告が繰り返されると、自動で減速し、停止します。

Mercedes me connect

クルマがインターネットと出会うことで、便利や安心がさらに広がる、メルセデス・ミー・コネクト。あなたとメルセデスが、いつもつながり続けることで、今までにないデジタル・カーライフが生まれます。
さぁ、クルマとの新しい関係を、体感してください。
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COMAND System

超ワイドディスプレイが実現する最先端のインフォテインメント

一体型デザインの高精細な2枚の12.3インチワイドディスプレイに、必要な情報をわかりやすく表示します。
また、タッチコントロールボタンを採用。上下左右のスワイプ、押すことによる項目の決定が可能で、ステアリング左側のボタンでCOMANDディスプレイのメニューが、右側のボタンでコックピットディスプレイ(メーターパネル)のメニューが操作できます。視認性の高いアイコンメニュー表示、音声認識機能などと併せ、ステアリングから手を離さずにすべての機能がシンプルに操作できる、最先端のインフォテインメントシステムです。

Design & Quality

スポーティでラグジュアリーな官能をまとう、次世代のデザイン。

ダイナミズムと洗練が新たな次元で調和するエクステリア。上質な素材、精緻で官能的なディテールが創り出す、モダンでラグジュアリーなインテリア。極上の快適性をもたらす数々の装備。
■Burmester®サラウンドサウンドシステム
■12.3インチコックピットディスプレイ(メーターパネル)
■最上の快適性をもたらすシートベンチレーター
■エレクトリックキー & キーレススタートボタン
■ラグジュアリー&スポーティなダッシュボードデザイン
■室内を様々に演出できるアンビエントライト(64色)

Technology

新次元のパワーと低燃費を実現する2.0 ℓ 直列4 気筒BlueDIRECT (ブルーダイレクト)ターボエンジン

第3世代の直噴システムであるBlueDIRECTテクノロジーを採用。ピエゾインジェクター、スプレーガイド式燃焼システム、マルチスパークイグニッションによって常に最適な燃焼状況を作り出し、最高出力135kW(184PS)、最大トルク300N・m(30.6kgf・m)を発生させます。さらに、信号待ちなどでの無駄な燃料消費を抑えるECOスタートストップ機能も標準装備しました。
〈E 200 カブリオレ、E 200 カブリオレ スポーツに標準装備〉

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