メルセデスのある暮らし
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PICK UP COLUMN

Mercedes-AMG C 43 4MATIC Cabriolet

パワフルで軽快なオープンドライブがスポーツマインドを解放する、新しいAMG。

コラムとしてまとめるには…きつい、きつすぎる。見開き以上にはなる記事量を、この枠に収めるのは至難の業。一泊二日の取材で、感じることが多すぎる、とても興味深いオープンカーであった。そのインプレッション、ほんの一部しか、お伝えできないのが残念…。

人生、そうそう、オシャレなオープンカーに乗る機会など、特に小生にはない。
今回は、V型6気筒の3リッターにターボが2個もついて367馬力!トルクは、53kg!メルセデス・ベンツ上級者用のイメージもあるAMGで、さらにテンションもアップ。
AMGでドキドキ。オープンでワクワク。その加速、走りでアドレナリンどばーっ!…。
それでいて幌のオープン、クローズは、約20秒。イージーで、スムーズ。心の中で「トランスフォ~ムッ!」。変形ロボットをも彷彿とさせるギミック。できれば、この誌面に動画を貼り付けたいとも…。 ~編集部の好意で動画もQRコードから…どうぞ!
一石二丁も三丁も、得した感のある Mercedes-AMG C43 Cabriolet 4MATIC 今時、こんなに心躍るクルマも珍しい。

おしゃれな街中で 時々、颯爽と走り抜ける憧れのオープンカー。自分で操るとはどういうことなのか?…
と、ここからは、和製英語のオープンカーではなく、メルセデス・ベンツ的に正式な“カブリオレ”と呼ばせていただく。
どんなスタイルでドライバーズシートに佇めばいいのだろう? おしゃれしないと!? 半指グローブは必須アイテム?キャップにサングラス、ポロシャツの襟は立てた方がいいのか?やはり、靴下なしに、デッキシューズなのか?
こんなに、乗り込む前から悩み、妄想しなければならない、面倒くさいクルマなのか?
…そんな心配をよそに、普通のカジュアルで気軽な自分スタイル、全く気を張る必要もなく、“カブリオレ”は、簡単にどんなスタイルも受け入れ、おしゃれの一アイテムとして同化してくれるかのようだった。

心して、スタートスイッチを押す。そこは、AMG…。
キュルル、バァンッ!と迫力の鼓動が室内に届く。
やはり、音、ん?サウンドが違う。心地良い。
操作もレーサー寄りの難しさがあるだろう!~この予想は簡単に裏切られ、操作性は標準のメルセデスとさほど変わらない。走り出しは当然スムーズで、軽やか。
アクセルをチョンと煽る。少しの踏込にもレスポンスがいい。高出力のエンジンは、心の余裕になり、安心感となる。
フヲォーーーン、フオォン~フオォン…赤いF、跳ね馬にでも煽られているのか?いや、このC43Cabrioletのエキゾーストノートだぁ。クルマのマニアと呼ばれている方々の心を揺さぶるに違いない、鋭く甲高い、乾いたサウンドは、官能的という表現が似合う。その上、マイルドにチューニングされた、心地よい静かなサウンドにもスイッチ一つで瞬時に切り替わり、AMGながら近所迷惑にもならない。
中央のひじ掛けの先に操作性のいいスイッチを(イメージは)幌の動きに合わせた方向に、開ける時は上向きに。ただ、開閉時の安全確保のため、ワンタッチではなく、スタートからストップまで押しっぱなしか、引きっぱなし。開閉途中で何かあったら、スイッチから手を離すと、その位置で作動はストップする設定となっている。

カブリオレ。やはり、周りの視線を感じる。自意識過剰か?…いや、多分これが、オーナーの特権、価格プラスアルファの価値観に値する優越感、気持ちの良さじゃないかと思う。
クローズドと違い解放感は半端ない。風パンチを喰らうかと思いきや、フツーにサンルーフを開けた感じと大差なく、頭を軽く風に触られている感じ。心地いい空気の流れを感じる。影が揺らぐ並木のトンネルでは、燃える木々、緑の香りが…。海沿いの旧道では、磯の香りが…。土用の丑の日には、蒲焼の臭いが…。実に、気持ちいい。
左右の窓を閉めての走行がベーシックだが、さすがに考えられていて嫌な感じの風の巻き込みもない。優雅にドライブを楽しめる。
高速走行でも更にセンターコンソールのスイッチ操作でフロントウインドウ上部のディフレクターと、後席後方の電動ドラフトストップでキャビンへの風の巻き込みが低減され、快適性も確保される。

いつ、どこでオープンにすればいいのか?~悩むことはなく、開けたい時、外の空気を感じたい時。いつでも。こんな簡単に、開閉ができるとは…。
走行中でも50Km以下の速度なら、オープン、クローズは思いのまま。20秒もあれば…
雲行きが怪しい時でも、気軽に開閉できる。サンルーフを開閉するような手軽さ。さながら折り畳みの傘を持ち歩いている安心感。この取材でも、何十回、開閉したことか。…設計上は2万回!の開閉に耐えるそうだ。
結果、フロントウィンドウの雨粒にオートワイパーが反応する寸前が我慢の限界。泣く泣くクローズドのスイッチを押し込むこととなる。

AMGでも1,000万円を切るラインナップが、増えてきている。チョッと無理すれば、手が届くような錯覚にも…いやいや、とんでもない。宝くじが当たればなあ…って、買ってもない。

Cのカブリオレ、モデルラインナップは C180カブリオレスポーツの606万円~AMG C63Sカブリオレの1,403万円!…コラムとしては、お伝えしたかったことの3割程度で幕。
ご興味ある、無に関わらず、是非とも、ご試乗いただきたい、おススメの1台に間違いない。
~オシャレに、カブリオレ!いかがでしょ?

Mercedes-AMG C43 Cabriolet 4MATIC 

メーカー希望小売価格(税込)¥9,600,000- 
全走行 約480km 
実燃費8.9 km/ℓ(カタログ値11.4km/ℓ)


Mercedes-AMG C 43 4MATIC Cabriolet

スタイリッシュなフォルムと愉しむ、最先端のオープンエア。

クーペのように静かなアコースティックソフトトップ

カブリオレのソフトトップには、最先端の技術が注ぎ込まれています。遮音性を飛躍的に向上させる素材を効果的に組み合わせた多層構造を採用。クローズ状態ではオープンモデルであることを忘れるほどの静粛性、快適性とともに、高い耐久性も実現します。また、クリアな後方視界を確保するガラス製リアウインドウも採用。センターコンソールのスイッチで、約50km/hまでなら走行中でも約20秒で開閉できます。

寒いときでもオープンエアドライブが愉しめるエアスカーフ

風の巻き込みを抑えた快適なキャビン環境に加え、Cクラスカブリオレの前席には乗員の首まわりを暖めるエアスカーフを採用しました。これは、シートバックに内蔵した小型セラミックヒーターによって暖めた空気を、ヘッドレストに設けたエアアウトレットから吹き出して乗員の首まわりを暖める機構。
さらに、乗員の身体に合わせてエアアウトレットの高さや角度を調節できるほか、風量を切り替えることも可能。季節を選ぶことなく快適なオープンエアドライブが愉しめます。

ハイパワーと環境性能を両立させた3.0リッター V型6気筒直噴ツインターボエンジン

第3世代の直噴システムであるBlueDIRECTテクノロジーに、俊敏なレスポンスと高出力をもたらすツインターボチャージャーを搭載。ピエゾインジェクター(最大圧力200bar)とスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出します。さらに、アルミニウム製クランクケースとシリンダーヘッドを採用し、軽量化も達成。最高出力270kW(367PS)、最大トルク520N・m(53.0kg・m)を実現。

前後席への風の巻き込みを抑えるエアキャップ

センターコンソールのスイッチを操作すると作動。フロントウインドウ上部のディフレクターで空気の流れを上方に高く跳ね上げるとともに、後席後方の電動ドラフトストップが後方からキャビンへの風の巻き込みを低減。幾度もの風洞実験を重ねることで生み出された美しく機能的なボディと合わせて、オープン走行時の快適性を高めます。

メルセデス最先端の知能を備えたクルマ インテリジェント・ドライブ

安全と快適を革新的な次元で融合した“インテリジェント・ドライブ”。今やCクラスは全方位にわたる高精細な視野と、様々な状況に的確に対応する高度な知能を獲得。追従運転をサポートするディストロニック・プラスや前走車や歩行者を検知し、衝突事故を防ぐPRE-SAFE®ブレーキなど、自動車の未来に新たな指標を提示する先進のドライビングを、すべての道で実現します。

ドライバーが求める様々なセッティングが選べる ダイナミックセレクト

快適性と燃費性能を優先する標準設定の「Comfor t」、燃費性能を最優先する「ECO」、スポーティな「Sport」、よりダイナミックな「Sport+」が選択可能。さらに、「Individual」ではエンジン、トランスミッションなどのパラメーターをドライバーの好みで自由に設定してオリジナルのモードがカスタマイズできます。

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