…でっか！これはデカい！数値からも雰囲気は想像できていたが、目の前にした現物はまさにユニークな形状のモンスター。まずは迫力、縦桟のパナメリカーナグリルが飛び込んでくる。さらに全体の特徴的なクーペフォルムに圧倒される。テールレンズもシャープでダックテールにリップスポイラー、リヤのディフューザーもかっこよく、空気の流れさえも取り入れデザインされている。…そそられる。スタイル、飾り付け、パーツは完全にスポーツモデル。しかし、足回りはオフロードもこなす機構を持った優等生的な存在。ややアンマッチな組み合わせとも思われるが、ホイールベースはGLE SUVタイプより60mm短く、小股の切れ上がったスタイルと魅力的にうまく仕上がっている。

このサイズでこのクーペというデザインの存在の意義はチョッと悩み処。小生は大好物なのだが…。ボディに対してキャビンが小さくも感じるが室内も広い。さすがにクーペモデルのデザインで後席は頭上空間が制限されるものの、それでも小振りのセダンより十分に余裕がある。閉塞感を感じることもなく、乗員は包み込まれる安心感にもつながる。そんな前置きの細かい話は、ドライバーズシートに乗り込みドアをバスッと閉じた瞬間、どこかへ飛んでいく。
メルセデス特有のいつもの静寂に包まれる。特に何の操作もしていないが何かしら色々なアクチュエーターとかの作動音がそこかしこから、静寂のあまり漏れ聞こえてくるのだが…。まるでファイター（戦闘機）のパイロットにでもなったかのような気分。って、なったこともないがバックヤードのスタッフが発進の確認やスタンバイでもしてくれているような感覚。クルマ全体の電子制御の度合いを感じる瞬間でもある。ブレーキペダルを踏みつつエンジンスタートボタンを押す。～AMGらしい「ヴァン…」というエンジン音とともにアイドリングがスタート、しばらくは、やや回転も高く暖機状態となる。

数々の革新技術を採用したメルセデス独自開発の電子制御9速A/T、9G-TRONICは、Mercedes-AMG用に最適化され、シフトタイムが大幅に短縮されている。ダウンシフト時のブリッピング機能などによって、ダイナミックで気持ちいいドライビングを実現させる。オートマチックのレンジセレクターはメルセデスのモデルではほぼ統一されたコラムシフト風ではあるが操作感はいい。ステアリングにはカチッとした変速用のパドルシフトも当たり前のように装備され、さらには各種の操作スイッチ類もステアリングにレイアウトされドライブ中もステアリングから手を放さずに指先で軽く操作できる。慣れればブラインドタッチでの操作が安全運転にもつながる。

広大なサンルーフで車室内は開放的。外観からルーフは前後約100cm、横幅90cmがガラス窓となっている。ガラスサンルーフはオープンもできるが室内側からは前後40cm程の開口となる。とにかく明るく、開放的なクルーズが楽しめる。

タイヤの太さ（幅）は呆れるほど…一昔前では考えられないサイズ。表記上はフロントで275㎜！リヤは315㎜！偏平率45,40となっている…前後21インチ、自転車でしか聞いたことのないサイズ！ではあるが、ボディサイズに比べるとマッチはしていてGLE本来の性能が発揮されるサイズなのだろう…タイヤの直径は80cmにもなる。もぉ驚くしかない。
アンマッチを組合せ最終的にカッコよく、機能美に溢れたまとまり感がある。
…体感させて貰おうか。AMG GLE Coupéの性能とやらを！
～セレクターをDレンジにシフトし発進…。

エンジン、足回り等は紛れもないAMGブランドではあるが、見慣れたエンジンカバーにはAMGの証、ワンマンワンエンジンの担当者のサインが入ったアルミプレート（バッチ）はない。量産モデルのＡＭＧである。3.0ℓ直列6気筒直噴ターボエンジンM256はISG機構が搭載され、モーター兼発電機＋電動スーパーチャージャーが、滑らかな回転フィールとともに強烈に立ち上がるパワーで、アッという間に高速域に達する、歓び溢れる走りが体感できる。特に今回のリエゾン、新東名高速道路が制限速度120Km/hに引き上げられたこともあり、セーフティ装備の“アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)”をはじめとした安全で快適な機能が、GLEクルマ全体に一気に展開され快適でスムーズなドライブを楽しめた。アクセルを踏むたびに歓びとアドレナリンが溢れ出すドライビングとなった。

エキゾーストマフラーは走行モードのセレクトに合わせて排気の効率や排気音が変更される。当然マニュアルスイッチでの操作でも好みに合わせて切り替えられる。
運転席で助手席のシートポジション調整、設定もできる等はGLEのEが表すEクラス相当の仕様が奢られ、何の不満もなく、どころか贅沢な時が過ごせる。エアコンは当たり前に後席用にも操作スイッチがあり後席パッセンジャーも快適に過ごせる。

SUVの機能面でも本気の仕様であることは確か。無理やりのオフロード走行もAMGダイナミックセレクトモードの“トレイル”を選択することで、即戦闘モードに。海ベタの砂浜や山岳の河原…撮影の移動にも心強い先進の機能で安心のロケが敢行できた。

今回は取材用サポートカーに同様のスタイルではあるがGLE 400d 4MATIC Coupé Sportsのボディーカラー、ヒアシンスレッドを起用した。青と赤の2台の大柄なメルセデスは行く先々で終始、周囲の注目を浴びた。クーペでは致し方ないが並走撮影時等はリヤドアの窓サイズが鬼門となった。カメラ、頭、両腕を突き出しての撮影にカメラマンは苦悶の表情を見せた。

このGLEもぜひご試乗いただきたい、実にワクワクする一台であることには間違いない。

取材車両：Mercedes-AMG GLE 53 4MATIC+ Coupé（ISG搭載モデル）
全走行距離：680km　平均燃費：8.8km/ℓ

 

Mercedes-AMG GLE 53 4MATIC+ Coupé（ISG搭載モデル）

様々な道で安心感に満ちた俊敏な走りが心ふるわせる、ハイパフォーマンスSUV。

Mercedes-AMGの最先端テクノロジーが注がれた、パワフルなエンジン、AMG 4MATIC+、AMG ACTIVE RIDE CONTROLを採用。
オンロード / オフロードの様々な路面で、パワフルな加速、電動化による高度な環境性能、絶大な安定性、ドライバーの意志とひとつになる俊敏性を実現します。
流麗なスタイリングに包まれたSUVとして、多彩な才能が与えられたクーペモデルです。
モータースポーツの栄光を象徴するAMG専用グリルとともに、すべての道で心ふるえるドライビングが愉しめるハイパフォーマンスSUVです。

洗練されたクーペフォルム

存在感のあるダイナミックでワイドなグリルを持つ、スタイリッシュでスポーティなフロントからリアへと流れる滑らかで洗練されたルーフライン。
それは、見る人を魅了するSUVクーペ。

細部にまで贅を尽くした、至福のインテリア。

水平基調の立体的な造形の隅々にまで上質な素材をあしらいながら、シンプルで美しいディスプレイ、スクエアなエアアウトレット、センターコンソールをレイアウト。
運転に集中しながら様々な機能が言葉で操れる最先端のMBUXとともに、至福のときが満ちるインテリアです。

ドライビングに集中しながらAMGメニューが操作できるAMGドライブコントロールスイッチ

左の2つのボタンにはサスペンションセッティング切替などのAMGメニューを自由に割り当てることが可能。
右にはAMGダイナミックセレクトのモードが選択できるロータリースイッチをレイアウトしました。＜Mercedes-AMG GLE 53 4MATIC+ Coupé（ISG搭載モデル）にパッケージオプション設定＞

幅広いドライビングダイナミクスを実現するAMGダイナミックセレクト

選択したモードに応じて、ハンドリング特性、AMG 4MATIC+や電子制御スタビライザーの制御などがトータルで切り替わるAMG DYNAMICSを採用。快適性と燃費を優先する「Comfort」、スポーティな「Sport」「Sport＋」、サーキット走行のための「RACE」*、雪道などの滑りやすい路面のための「Slippery」、泥道などに最適な「Trail」、砂地での走行性能を高める「Sand」、オリジナルのモードがカスタマイズできる「Individual」の、 8つのモードが愉しめます。＊：Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC+（ISG搭載モデル）のみ。サーキット走行専用のモードです。公道では使用せずに、クローズドサーキットのみで使用してください。

あなたの声で操れるMBUX

「ハイ、メルセデス」とクルマに話しかけるだけで起動。
「少し暑い」「カフェに行きたい」「天気を教えて」など、普段の会話のように話しかけるだけで、エアコン設定や目的地検索などが簡単に行えます。

様々な路面を力強く駆ける新開発のフルタイム四輪駆動4MATIC

エンジントルクを前輪100％：後輪0％～前輪0％：後輪100％で配分。様々な天候や路面状況で常に最適なトラクションを発揮。オンロードでは、コーナリング時や高速走行時の高い安定性と思いのままの俊敏なハンドリングが愉しめます。

詳しい情報は右記サイトでご確認ください。https://www.mercedes-benz.co.jp/
*画像は一部日本仕様とは異なります。


 

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Recommended Accessories

おすすめパッケージ

ドライブレコーダー[フロント] [赤外線反射ガラス専用車]
49,500円（税込）〜

<特長1> あらゆる瞬間を逃さず記録する、高い基準の映像クオリティ。
<特長2> 新型GPSの搭載により、精確な情報をスピーディーに確認できます 。
さらにWi-Fi機能により、 撮った映像をスマートフォンなどでリアルタイムで視聴する
ことも可能です。
<特長3> SDカードの交換/初期化目安時期をお知らせする機能を搭載。
<特長4> スタイリッシュな形状をさらにコンパクト化し、よりインテリアに調和するデザインに。
ボタンも大幅に拡大して操作性を高めながら、高い質感も実現しています。

■ドライブレコーダー 16GBモデル　49,500円（税込）
■ドライブレコーダー 32GBモデル　52,250円（税込）
■ドライブレコーダー 64GBモデル　57,750円（税込）

※熱反射ガラス用 ※写真の取付車両は実際と異なる場合があります。※写真の小物は商品に含まれません。 ※各車両への適用につきましては、正規販売店までお問い合わせください。 ※仕様、希望小売価格等は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。 ※希望小売価格には、取付工賃は含まれていません。

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リアエンターテインメントシステム（シートバック用）
302,500円（税込）

高精細な映像を実現する10.1型ワイドXGAモニターを採用。
後席にお乗りの方が、さまざまなコンテンツを楽しむことができるエンターテインメントシステムです。
10.1型ワイドXGAモニター×2/地上デジタルTVチューナー映像分配器/DVDプレイヤー セット
COMAND NTG6.0　装着車両用
10.1型ワイドXGAモニター（シートバックに取り付けるシートバックタイプ）225mm (W) × 125mm (H)
ARコーティング
【TV音声出力】【DVD音声出力】
Bluetoothを介し車両スピーカーから出力、もしくはイヤホンモジュールからイヤホンでの出力
※写真の取付車両は実際と異なる場合があります。 ※各車両への適用につきましては、正規販売店までお問い合わせください。
※仕様、希望小売価格等は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。 ※希望小売価格には、取付工賃は含まれていません。

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フロアマットプレミアム
93,500円（税込）
上質な仕立てと、高級感ただよう長い毛足。消臭・防汚など、室内を快適に保つ機能も充実しています。そして、特に重点を置いた吸音性能によって車内の会話をより明瞭にし、車両の遮音性能と合わせることで非常に高い静粛性を実現。
※フロント左右､リア左右、センター(3ピース)、 計5点セット 。 ※写真の取付車両は実際と異なる場合があります。 ※各車両への適用につきましては、正規販売店までお問い合わせください。 ※仕様、希望小売価格等は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。※希望小売価格には、取付工賃等は含まれていません。

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タッチスクリーン保護フィルム
5,500円（税込）
指紋や汚れの付着とキズ防止のための専用保護フィルムです。
※スクリーン拭きが付属します。
※マット仕様。
※サイズ:縦144mmx横352mm
※希望小売価格には、取付工賃は含まれていません。

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サイドバイザー
42,900円（税込）
雨の日などの車内の換気に便利です。
サイドビューをスタイリッシュに演出します。 フロント用はMercedes-Benzロゴ入り。

※フロント･リア左右セット(1台分)となります。 ※写真の取付車両は実際と異なる場合があります。
※各車両への適用につきましては、正規販売店までお問い合わせください。 ※仕様、希望小売価格等は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。※希望小売価格には、取付工賃は含まれていません。

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プレミアムフロントサンシェード
20,680円（税込）
専用設計なので、ぴったりフィット。簡単な取り付けで、手軽に日差しを遮ることができる折りたたみ式サンシェードです。
仕様：折畳み式、収納ケース付
サイズ：731mm×1,475mm
生地素材：ナイロン、シルク印刷新CIロゴマーク
※写真の取付車両は実際と異なる場合があります。
※各車両への適用につきましては、正規販売店までお問い合わせください。
※仕様、希望小売価格等は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。