谷川岳をはじめとする雄大な山々を望む紅葉ドライブの後は、別荘を思わせる離れや、古民家の趣に癒される宿 群馬県水上温泉 「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん) 」 へ。
今回の極上の休息でご紹介するお宿は、奥利根湯けむり街道沿いの山里に佇む「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん)」です。
「尚文」の門をくぐり石の階段を上ると、街道沿いという事を忘れてしまうような静寂の空間が広がり、まるで森の中に迷い込んだような雰囲気のエントランスへと続きます。古民家の暖かな雰囲気漂うロビーラウンジでチェックインです。このラウンジから見える中庭と敷地内の随所に四季折々の景色が楽しめる植栽が施されて、旅の疲れを癒してくれる、そんな優しいおもてなしを感じます。そのお隣のお休み処「けやき」には、コーヒーやハーブティ、地酒やスパークリングワインなどのフリードリンクコーナーや、自然や歴史に関する書籍が揃うライブラリーコーナーがあり、中庭を眺めながら思い思いにリラックスタイムを過ごす事が出来ます。
「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん)」のお部屋は、まるで別荘のようなプライベート感のある離れ4部屋と、母屋には古民家のような趣きのある5部屋があります。それぞれどのお部屋も半露天風呂付きで間取りが異なります。お好みのタイプを選ぶことが出来るのは嬉しいですね。
今回宿泊したのは母屋のお部屋でした。広々としたベッドルームや畳が敷かれたダイニングルーム、そして小さな滝を望む庭に面して露天風呂と湯上りに寛げる広いウッドデッキが設けてあります。夕食前にこの露天風呂でひと汗流すことに。
爽やかな風のそよぐ音や、ヒグラシの声を聴きながらのバスタイムは極上そのものです。「水上温泉郷」は、泉質・湯量の種類ともに群馬県を代表する温泉地の一つで、こちらのお宿では「宝珠の湯」と呼ばれる「向山(むこうやま)温泉」の湯が注がれています。無色透明の肌あたり柔らかなアルカリ性単純泉で「美肌の湯」と言われているそうです。また、温泉は各お部屋以外に利根川の水辺をイメージした岩造りの「岩の湯」と、季節の風が吹き込む開放的な「蛍雪の湯」のふたつの貸切風呂もあるので、お部屋とは一味違う温泉の雰囲気が楽しめます。
食事はプライベートな個室の食事処「ふきのとう」でいただきます。今回、こちらのお宿で楽しみにしていたのが「大地を食らう・山人料理」です。一般的な旅館の懐石料理とは一味ちがう郷土料理の伝統を踏まえつつ枠にとらわれない料理。それは、奥利根の山々や利根川で採れる食材と近隣の田畑で育まれた旬の食材をふんだんに使ったものでその料理の基本となるのは、素材そのものが持つ力を活かすこと。例えば、野菜は色や形をなるべく残しながら旨味を引き出し、魚は塩を振り炭火で丁寧に焼き上げ、肉はそのまま焼くのはもちろん肉質に応じた熟成や加工にも徹底的にこだわっているという、素材を大切にする料理長の心がこもった料理ばかりでした。また、春に採れるふきのとうや蕨は、その時期にはそのまま提供し、ふき味噌や塩漬けにするなど保存食として加工しておき、違う季節にも料理のアクセントや違う料理として提供されているというこだわりも山人料理の真髄なのかもしれません。そんな思いが詰まった大地の恵みをたっぷりと美味しく頂きました。
賑わう温泉郷から少し離れ、のどかな山里の中に佇む「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん)」。どこか懐かしい古民家を感じる意匠のインテリアは心安らぐ空間を演出していて、さりげないおもてなしと心配りが嬉しい宿でした。近くを流れる小川のせせらぎや虫の声、夜には綺麗な星空のもと、自然豊かな奥利根だから味わえる寛ぎの時間を過ごす事が出来ました。
「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん)」様よりスパークリングワイン フルボトル1本 ご宿泊予約 先着5名様
群馬県奥利根ワイナリーの「I’mシャルドネ スパークリングワイン」爽やかな青リンゴやアカシアの花の甘い香りで、キリッとした酸味の余韻が心地いい、しっかりとした味わいです
*ご予約の際にPrecious Time+を見ての予約とお伝えください。
*読者特典はご宿泊予約先着5名様に限ります。
群馬県水上温泉 「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん)」 インフォメーション
●所在地: 〒379-1725 群馬県利根郡みなかみ(水上)町綱子277
●TEL:0278-72-2466
●公式ホームページ:https://www.syoubun.com/
●チェックイン:15:00~18:00 / チェックアウト:10:30
●お車の方: 関越自動車道 水上IC下車 →「小仁田」信号を左折→次の信号(吊橋が見えます)左折→3つ目の信号通過→ヤマザキショップ通過後「大穴」信号を右折→尚文