北アルプスの麓を 新型Cクラス・オールテレインで驚くほどのオフロード走破性を楽しんだ後は、信州の贅沢な田舎を体感する 「界 アルプス」へ
信州白馬エリアから安曇野エリアを存分に堪能した後はお待ちかねの宿がある信濃大町へと向かいます。
黒部立山アルペンルートの玄関口である「大町温泉郷」の入口からは、北アルプスの峰々がそろそろ夕景美を見せてくれる時間です。
車は、今日の宿「界 アルプス」の正面入り口へ到着しました。
これまでの景色とは一転、どこかの宿場町に迷い込んだようでもあり、懐かしく心和む空間がそこにはありました。
まず目を引くのは雪国で見られる雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」です。
入口から一本道の両サイドにはチェックインカウンターのあるフロント棟の建物や、食事処や温泉などがある建物が軒を並べ、その通りを雁木のアーケードが繋ぎ、冬は雪を夏場は強い日差しを遮ってくれるという、おもてなしと安らぎを随所に感じられる建物です。
フロント棟の内部にはアルプスの山々の写真集や田舎暮らしをテーマにした本などが豊富に揃えられたトラベルライブラリーや、信州のディープな田舎体験が出来る囲炉裏のある「ご当地楽」では、囲炉裏を囲んで信州名物のおやきや焼きりんご、夜には燗酒を味わうことが
出来ます。朝食前にはかまど炊きの「おめざがゆ」が用意されています。
さて、気になるお部屋です。こちらは48室ある客室すべてがご当地部屋でどのお部屋にも紅葉や銀杏の葉を漉き込んだ行灯障子や、信濃大町で伝統的に作られてきた松崎和紙の障子、ベッドライナーやソファ、クッションは上田紬で設えてあります。
また、地元の切り絵作家・柳沢京子氏によるそれぞれ異なった作品が各部屋に飾られているそうです。
2室ある「離れ」では、土間に据えられた薪ストーブを囲み、ソファでゆっくりとくつろぎ、中庭の四季折々の木々を眺めながら贅沢な時間を過ごすことが出来ます。
さて、食事の前に湯浴みを楽しみたいと思います。
こちらの宿の温泉は、北アルプスの麓に湧く湯量豊富な秘湯・葛温泉からの引湯です。開放感のある露天風呂と内風呂からは、アルプスの壮大な山を眺めながら、ゆっくりと温泉に浸かることができます。
旅の疲れを温泉で流したあとは、これからの季節にお勧めしたいのが雁木の通りに面した湯上がり処で、用意されているドリンクを片手に湯涼みを楽しむということ。きっと、旅の締めくくりをより一層心地いいものにしてくれるはずです。
楽しみにしていた食事は、別棟にある食事処の個室でいただきます。ワサビの葉を模った器に盛り付けられた「ローストビーフと信州サーモンの鳴門」の先付けからスタートし、趣向を凝らした八寸の「宝楽盛り」や揚げ物などにつづき、
今回楽しみにしていた「鍬焼き」の登場です。
鍬焼きとは、農具の鍬を鉄板がわりに使い、農作業の合間に料理したことがルーツだと伺いました。鍬の形をした鉄板を熱し、風味豊かな牛肉と鶏、キノコや野菜などを焼いて胡桃味噌だれで食べるというもの。
和の快適さを追求した空間と、その場所その季節でしか体験できないおもてなしを大切にしている「界」ブランドのコンセプトが、お料理にも反映されていて心まで満たされるゆうげとなりました。
星野リゾートの温泉ブランド「界」では温泉旅館でしか味わえない「至福の湯上がりビール」が楽しめます。界 アルプスでは、ビールと共に信州で今も息づく食虫文化にちなみ、イナゴと蜂の子を虫かご風の器で提供されます。同時に「ご当地かき氷2022」も夏限定で開催されます。こちらも長野らしく「りんご尽くしかき氷」が味わえます。
界 アルプス(長野県・大町温泉)インフォメーション
大浴場から見える山々の絶景、雪解け水が流れる中庭、囲炉裏のもてなしに安らぐひとときを過ごせる
温泉旅館です。夏は立山アルペンルートへ、冬は白馬スキーの拠点としても便利です。
●〒398-0001 長野県大町市平2884-26
●公式ホームページ: https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaialps/
●チェックイン:15:00 ●チェックアウト:12:00
●東京都内から車でお越しのお客様: 長野自動車道安曇野ICより国道147号線にて約60分
※カーナビをご利用の際は、住所をご入力ください。