メルセデスのある暮らし
「プレシャスタイム・プラス」

日々の喧騒から暫し離れ、自然の風景に身をおいて美味しい料理に舌鼓み。
源泉掛け流しの湯河原温泉でゆったりと身体をほぐす至福の時。
湯河原の高台にひっそりと佇む隠れ宿 湯河原温泉「おやど瑞月（ずいげつ）」　

早春の穏やかな海沿いのドライブを楽しみながら辿り着いたのは、東京からほど近い、古くは万葉集にも詠われた名湯・湯河原温泉。
「おやど 瑞月」は、湯河原の情緒あふれる風景に溶け込むようにひっそりと佇む、全５室という贅沢なお宿です。
綺麗に整えられたお庭にはちょうど梅の花が満開でいい香りが漂っていました。そして、暖簾のかかった玄関から中へ入ると素敵な笑顔の女将が私たち一行を迎えてくださいました。なんとなく「ただいま」と言いたくなる、そんな温かい雰囲気です。玄関から続くロビー、ダイニングの大きな窓越しに湯河原の自然の景色が飛び込んで来ます。

旅の疲れが癒される初めの瞬間がここにありました。そしてお部屋へ。
特別室のさくらの間、ききょう、はぎ、もみじ、つばき、どのお部屋も落ち着きのある畳の間で、どこか懐かしい心が和む設えと、各部屋に女将の手によって生けられる生花は、窓から望む湯河原箱根連山の景色と共に、寛ぎの空間の素晴らしい演出となっています。

お部屋へ案内され、美味しいお茶とお菓子のおもてなしです。この日頂いたお菓子は湯河原の老舗「小梅堂」の名物菓子「かるかん饅頭」でした。しっとりとした山芋が練り込まれた生地と甘さ控えめのこしあんがとても上品なお味でした。女将みずから入れて下さった静岡の深蒸し煎茶のまろやかな味とよく合います。
さて、一服したところで、湯河原の上質な源泉掛け流し温泉へ。
「おやど 瑞月」では、85度の源泉を自然に冷まし、湯かきを施し適温に用意されています。男湯・女湯それぞれに露天と内湯があり、露天風呂から湯河原箱根連山の四季折々の景色を愛でる事ができ、鳥のさえずりや、刻一刻と美しい色合いを変化させる朝焼けから日の出、夕景から満天の星空と共に至福の時間が過ごせます。名湯の誉れ高い湯河原温泉だけあって、湯触りはとても柔らかく、湯上り後もじんわりと温かさと心地よさが持続しました。

ドライブの疲れを上質の温泉で癒されたところで、お楽しみの食事です。
「おやど 瑞月」は、各お部屋でゆっくりと食事をいただくことが出来ます。
美食の宿と銘打つこちらのお宿。どんなお料理が出てくるのか期待が膨らみます。
前菜や月替わりのお椀は、目でも季節を感じる旬の食材をふんだんに取り入れたお料理が美しく盛り付けられていました。その他、駿河湾や相模湾で採れた新鮮な魚介類は、勿論の事、山の幸など素材の持ち味を大切に調理された一皿一皿は、料理長のこだわりと卓越した技で丁寧に仕上げられています。どれもお酒との相性が抜群のお料理の数々に、ついついお酒もすすみました。珍しい日本酒のラインナップもお楽しみのひとつです。また、最後に出てくるご飯は女将がこだわって取り寄せる山形県酒田市の「氷河米」、一粒一粒に旨みが感じられる美味しいご飯です。充分にお料理を堪能した後の最後のデザートも美味しくいただきました。料理長や女将からも丁寧にお料理の説明をしていただき、心のこもったおもてなしと共に楽しい食事の時間を過ごすことが出来ました。毎月、献立が変わるそうなので、四季それぞれに違うお料理を楽しみに訪れるお客様も多いというのは頷けます。

今回ご紹介した「おやど 瑞月」は、湯河原の高台に佇む、自然に抱かれた全五室のお宿です。だからこそ味わえる、静かで贅沢な時間。さりげない気遣いとおもてなしがそこかしこにちりばめられた、心がほっこりとするいいお宿です。極上の休息にふさわしい本当の非日常を味わえた二日間でした。

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「おやど瑞月」様より、ご宿泊ご予約のお客様へ、 日本酒をプレゼント
夜空に静かに浮かぶ月のように、穏やかでふくらみのある品の良い酒。
瀬戸酒造店の「月が綺麗ですね」を1本（300ml)プレゼントいたします。
■お一組に1本
■ご予約の際にプレシャスタイム＋を見たとお伝えください。または冊子をご持参のお客様に限ります。
■プレゼント期間：
2024年4月末まで